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5月4日(土)
大阪 服部緑地公園野外音楽堂
春一番 2002

今年もこの季節がやってきました。
大阪の音楽シーンを語る上でのかけがえのない存在、「春一番」。
演りたい者と聴きたい者のみで実現される3日間のお祭り。
プロデューサーの情熱に大勢のミュージシャンがかけつけます。
たくさんのスタッフも集結します。
儲けはありません、多分。
利益なんてあるかいな!福岡風太さんの声が聞こえてくるようです。

春一番初日の空模様は朝から曇りでした。
有山じゅんじさんや安室光一さんの出番の時には降らなかったのだけれど、
夕方頃からぽつぽつと降りだした雨は一時、強くなり、
お客さんは傘をさしたり、屋根のあるエリアに避難したり、
スタッフの人たちは機材を守ったりと、大変。
それでも木村さんの出番の前には、かなり小降りになりました。
さすが木村さん、晴れ男の神通力。
本当なら豪雨雷雨ひょうあられだったのをよくここまで食い止めたもんや、
と解釈して席を立ち、舞台の前で木村さんの登場を待ちました。
阿部登さんの「紹介します、木村充揮!」の声と共に沸き上がる歓声。
昨年はバンドCUM'CUM'で出演しましたが、今年はソロです。
黒い帽子に黄色いCUM'CUM'Tシャツ姿の木村さんが現れて
ステージのうんと前にセッティングされたいすに座りました。
大きな会場にもかかわらず、お客さんはすぐ目の前です。

何も言わずに1曲目は、新しい歌です。
レゲエのリズムにのせた歌詞は、とてもストレートです。
木村さん風のロマンチックなラブ・ソングの次は
熱くて激しい男くささがプンプンの「ボクサー」。
激しくて弦切れました。

「あたしの彼氏」では浮気な彼を案じる可愛い女心を。
まったく、木村さんは歌の世界で、彼女に一途な男にも、
満員電車に乗るサラリーマンにも、浮気な彼氏が大好きな女の子にも
(妖怪にも)なってしまうんですから。

雨の止まない空を見上げて、始めの部分を伴奏なしで歌った「この道」。
そして次の曲もまた新しい曲、優しい木村さんワールドでした。

その曲の最後の部分を、フェード・アウトっぽく気持ちよく歌っていると、
客席より「寝るなー。」「寝るなー。」「ロックやー。」
と声がかけられ、木村さん、マイクを通して返します。
『何がロックじゃ!アホンダラ!
 何言うとんじゃ、オマエ!
 ロックの何がわかるんかコラ!アホンダラ!
 アホンダラ ダー! アホー!』
会場中大喜びです。もちろん木村さんも笑っています。
そしてそのまま「LA-LA-LA」へと。
雨に濡れたお客さんたちがダミ声の天使と一緒に歌います。
この天気、少しもうらめしくない、そんな気分になりました。

木村さんの後、数組が出演して春一番の一日目が終わりました。
会場を後にする頃には雨もすっかり上がり、夜風が心地いいばかりでした。
春一番 また来年!

新曲
ボクサー
あたしの彼氏
この道
新曲
LA-LA-LA